電子書籍を出版する5つのメリット

事業を行っている方が電子書籍を出版することを、わたしは「ビジネス電子出版」とよんでいます。

本を書くことには、たくさんのメリットがあります。本を出せば「著者」になります。著者にあこがれる人も多いです。わたしもそのひとりです。自分の本を出したい。その夢が叶う。これもメリットのひとつです。

しかし、ビジネス電子出版では、本を書くこと、本を出すことが目的ではありません。出版がゴールではなく、出版する電子書籍によって、本業を向上させることが目的です。これがビジネス電子出版の大きな特徴です。

ですから、何十年も続く秘伝の出汁にこだわっている老舗料理店の社長が、趣味のゴルフについての本を書いても、普通は本業の業績には影響しないでしょう。もっとも、ゴルフ本の内容が素晴らしくて、「その著者がやっている料理店に行きたい」というファンがたくさんできれば、本業へのインパクトもあるかも知れませんが。

あるいは、事業を息子や娘に譲った後、ゴルフ作家として第二の人生を活躍するという場合もあるかも知れません。ですから、仮に「本業とは関係ないが、自分の本を出したい」という社長様のご要望には、エストリビューターとして最大限お手伝いさせていただきます。

書籍を出す背景は、このように幅広いものがありますが、ここでは、ビジネス電子出版におけるメリットを考えてみましょう。

1.電子書籍がお客様を連れてきます

あなたの知識や情報を読者に伝えることで、ファンを獲得できる営業ツール。

書籍をこのような観点から捉えたことがあるでしょうか。つまり、書籍がお客様を連れ来てくれるということです。これは電子書籍でも同じです。いえ、電子書籍の方が、紙の本よりお客様を誘導する力が強いともいえます。なぜなら、リンクを入れることが電子書籍には可能なので、ホームページやブログ、フェイスブックなどとダイレクトに本が連動できるからです。

2.会社や商品の信用力が高まります

書籍には信用力があります。あなたの会社や製品・サービスが書籍で紹介されたらどうでしょうか。ホームページやブログやフェイスブックに、「当社が本で紹介されました」という記事、書きますよね。これは本が持つ社会的な信用力を活用しているわけです。

「自社の本が出た」となれば、その効果はさらに大きなものになります。ビジネス電子出版のゴールは、本業の業績向上です。会社や商品の信用力が高まる、つまりブランディング効果があるので、本業の業績アップにつながるのです。

3.だれでも出版できます

これはビジネス電子出版のすすめという記事にも書いたことですが、ビジネス電子出版は事業を行っている方なら、だれでも可能です。今まで一度も本を書いたことがない方(この記事は、そのような方向けに書いています)でも、お客様に伝えたいあなたならではの知識や情報、ノウハウがあるのであれば、本を出せます。そのお手伝いをさせていただのが、わたしたちエストリビューターの役割です。

出版社に原稿を持ち込んでも、それが出版される可能性はとても低いです。仮に出版されることになっても、本のタイトルを含め、自分の思い通りに書けることはありません。ビジネス電子出版であれば、本を出したいという強い情熱がありさえすれば、あなたの思い通りのことが書けます。

また、出版のハードルが低くなる大きな要素として、ページ数の問題があります。ビジネス書では最低5万文字以上書く必要あります。紙の本の場合、ページ数が少ないと薄っぺらで価値がないように見えるからです。

しかし電子書籍の場合は、この条件が当てはまりません。物理な「本の厚み」というものは、電子書籍にはありません。また、電子書籍にはページ数という概念もなじみません。電子書籍を読むデバイスによって、1ページに表示される文字数が異なるからです。また、文字サイズを大きくしたり小さくしたり読者ができるので、ページ数が意味を持たないのです。

さらに、文字数が多いと、読者の満足度はかえって低下することが知られています。このため、電子書籍では、1冊1テーマに絞り、2万文字から4万文字程度の簡潔な内容が好まれます。

つまり、あなたはものすごくたくさんの文書を書く必要はないということです。お客様に伝えたいテーマをひとつに絞り、それについて2万文字程度書ければ、出版可能なのです。

4.出版コストが安いです

出版にかかるコストを比較してみましょう。商業出版は著者の負担は基本的にはゼロ円ですから、もっとも低コストです。しかし、著者の自由度は最も低くなります。お金を出す側の言い分には従わざるを得ません。忍耐と妥協が必要です。

自費出版は、ハードカバーかソフトカバーか、ページ数、部数、写真やイラストの有無とカラーかモノクロかなど、コストに影響する要因がたくさんあります。このため、一概にいくらということができません。それでも数十万円から数百万円近いコストがかかります。また、部数を多く作れば一冊あたりの価格は下がりますが、大量の在庫を抱えるリスクがあります。

ビジネス電子出版の場合は、自費出版の半額以下のコストで可能です。これは、カバーや本文の印刷コストや製本コストがかからないためです。また、送料もかかりません。電子書籍ストア(わたしたちは、amazon の Kindle ストアを利用しています)から購入されると、インターネットを通じて本の内容が読者の端末にダウンロードされるからです。ですから、在庫切れもありません。自費出版のように部数という概念はないのです。

ビジネス電子出版の目的は、本業への貢献です。ですから、出版にかかる費用は、販売促進費用です。販売部数の多い雑誌に広告を掲載すると、100万円~200万円かかります。しかも次の号に出稿すれば、また同じだけの費用がかかります。ビジネス電子出版は、雑誌広告1回分以下の費用で、Amazon の Kindle ストアにあなたの本がずっと掲載され続けるのです。

5.印税率が高いです

何度も繰り返しになりますが、ビジネス電子出版の目的は、本業への貢献です。ですから、印税収入は出版の主要な目的ではありません。しかし、あなたの本が多くの読者に受け入れられたとしたら、印税収入もそれなりの額になります。わたしたちがビジネス電子出版のプラットフォームとしている Amazon の印税率は1冊あたり「35%」~「70%」です。

2015年8月には、「又吉さん「火花」電子版が10万ダウンロード突破」というニュースが話題となりました。「火花」電子版は1冊1,000円ですので、電子書籍の売上高だけで1億円ということになります。海外では100万ダウンロードを達成した作家も何人も出ています。

印税率70%で1冊250円で1万部売れたとしたら、印税収入はいくらになりますか?実に175万円です。ビジネス電子出版は、本業への貢献が目的ですが、あなたに才能があれば、印税による副収入も期待できます。

今回は、ビジネス電子出版のメリットを5つご紹介しました。いかがだったでしょうか。あなたが気づいていなかったメリットもあったのではないでしょうか。本を書いて本業を向上させることにご興味をもたれましたら、電子書籍出版個別相談会にぜひご参加ください。

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