おおさか地域創造ファンド

2007(平成19)年度から2017(平成29)年度まで大阪府で実施されたおおさか地域創造ファンド(Active Osaka Promotion Fund 略称は“AOPF”です)事業の記録記事です。(この事業は終了しています)【2018年6月20日追記】

おおさか地域創造ファンド とは

おおさか地域創造ファンド は国の地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)という制度を活用して、公益財団法人大阪産業振興機構 が2007年9月に組成した200億円規模の基金です。

同様の仕組みの地域ファンドが現在多くの都道府県で立ち上がり運用されています。大阪府の取り組みはその先駆けとなったものです。何事にせよ、最初に取り組むというのは「すごい!」「偉い!」「素晴らしい!」です。

おおさか地域創造ファンド事業 とは

「活力とにぎわいあふれる地域づくり」を支援するためにおおさか地域創造ファンド の200億円の基金を活用する事業それが おおさか地域創造ファンド事業 です。

「ファンド」といっても、投資ファンドのようにこの200億円を直接投資するのではありません。毎年およそ3億円ほどと見込まれる基金の運用益を「助成金」として新たな事業にチャレンジしようとする事業者に交付しその事業の立ち上げを支援することによって「活力とにぎわいあふれる地域」をつくっていくのです。

おおさか地域創造ファンド 地域支援事業 とは

大阪府下を9つのブロックに分けてそれぞれの「地域が主体となって取り組む」事業をおおさか地域創造ファンド 地域支援事業 といいます。近頃、地方分権の機運が高まっていますが、地域支援事業 は、大阪府レベルでの「地域分権」の仕組みが取り入れられています。

地域活性化コーディネーター とは

地域支援事業では9つの地域毎に市町、商工会議所、商工会等が参画した地域活性化推進協議会 が設立されています。この協議会に地域支援事業の推進役として地域活性化コーディネーター が配置されています。私も、この事業のスタート時から豊能地域活性化コーディネーター として活動しています。

地域活性化コーディネーターのミッションは「活力とにぎわいあふれる地域」実現のために地域の強みを活かした新しい事業(ビジネス)を興していくことです。

といっても、私が自分でビジネスを始めるのではなく「地域活性化」につながるような新しい事業にチャレンジしようという地元の事業者の皆様を側面から応援していくことで、多くの事業を興していくのです。

3つの特徴

おおさか地域創造ファンド 地域支援事業 の特徴を3つ紹介しておきます。

  1. 強みとなり得る地域の有形・無形の資源を幅広く「地域資源」と捉え、これを活用する新たな取り組み(新事業)を、その立ち上げから事業化まで地域の支援力を結集して支援します。
  2. 助成金は、単年度ではなく、複数年度(最長3年)にわたって総額1,000万円まで受けられます。
  3. 大阪府下の9つの地域が、それぞれの「地域活性化プラン」に掲げた助成対象事業を独自に公募、選定します。

公開 2009年12月18日