大阪全体の創造産業を対象とした
研究/産学連携を目的に活動している
新たな産学連携拠点
「クリエイティブセンター阿波座(CCA)」で、
CCAの開設を記念した
「クリエイティブ・ミーティング01」が、
2月10日夜、開催されましたので、参加しました。
「おおさか地域創造ファンド は、
地域資源を活かした
新たな事業を応援します」
というのがキャッチフレーズで、
過去3年間の公募により
豊能地域では現在12の事業を
応援しています。
これらのいずれの事業も、
オリジナリティのある優れたものばかりです。
たとえば、ファーストシーンさんの
「うみなかみるぞう君」は遊び心満点ですが
釣り好きな人の
「釣れへんなあ。ホンマに魚、おるんか」
という素朴な気持ち(ニーズ)に応える
画期的な商品です。
この他にも
One’sアイさんのプラスチック段ボールを
活用したバリアフリーの仮設トイレ
「ルームオクタゴン」
中谷産業さんの
間伐材を活用して堤防を守る
「ESポット」
箕面のアマチュア絵描きさんとのコラボで生まれた
能勢酒造さんの
「滝道サイダー」
などなど、12事業すべてがユニークです。
こうした事業を
「地域資源を活用した事業」と表現すると
イマイチ、魅力的ではありません。
何かよいネーミングがないかと思案しているところです。
さて、冒頭でご紹介した
「クリエイティブ・ミーティング01」ですが
「創造性」を起点とした地域コミュニティの可能性
を感じるセミナーでした。
御堂筋アートグランプリ(MAG)のディレクターさん
デザイナーグループさんに続き
札幌市立大学の武邑教授が
プレゼンをされました。
「創造ビジネス」がたくさん生まれている
ニューヨーク・ウィリアムズバーグの事例報告です。
創造「産業」というと少し違和感のある
クリエイティブなスモールビジネス
クリエイティブな生業の紹介で
とても興味深い内容でした。
この中で、武邑先生は
「創造業」
という表現を使われましたが、
「あっ、これって、ファンド採択事業者を表現するのにピッタリ」
そもそも
「おおさか地域創造ファンド」ですから
「地域の創造業を応援します」で
バッチリじゃないですか。
これで、決まり!
しかし、「創造業って、何?」と真正面から問われると
理論武装が必要ですよね。
「大阪市ものづくり再生プラン(第2ステージ)報告書」の中に
いい定義を見つけました。
これによると
《創造業とは》
時代の流れや環境の変化を充分に把握し
「使い手」のニーズに最大限に応えられる
新し い「もの」や「価値」を
自らの力で創りだす企業のことをいう。
いいですねえ。
まさにファンド採択事業者を表現するのにピッタリ。
ということで、
おおさか地域創造ファンドは「創造業」を応援します!