蜘蛛図鑑の思い出
地方で育ったので、小さな本屋さんしかなく、本を入手するのに苦労した思い出があります。中学生の時に夏休みの自由研究として、「蜘蛛の研究」をテーマに選びました。昆虫採集ならぬ蜘蛛採集です。ちなみに、蜘蛛は昆虫ではありません。家の周りや納屋の中、空き地や野原や雑木林や河原など、あちこちを駆け回り、蜘蛛を集めました。
集めた蜘蛛は、標本にするのですが、名前を調べる必要があります。そこで必要になるのが、蜘蛛の図鑑です。これが図書館にもなく、街の本屋さんにもありません。近所の本屋さんに「取り寄せ」ということでお願いしたのですが、待てど暮らせど、届きません。お盆も終わり、夏休みをあと一週間残すだけという頃にようやく届きました。遅すぎですね。しかも、数千円はしたと思います。中学生にとっては、大金です。
今この記事を書きながら、Amazonで「蜘蛛 図鑑」と検索したら、たくさん見つかります。また、今日申し込んだら、明日、明後日には届くでしょう。本当に便利です。
電子書籍の利便性
ビジネス関係の調べものに書籍は不可欠です。 ネットの情報で9割くらいは済んでしまうのですが、コアの1割がどうしても埋まらない場合があります。このようなとき、頼りになるのが「書籍」です。便利になったとはいえ、Amazonで注文したら、書籍が届くのにそれでも多少の時間がかかります。急いでいて、今すぐ手にしたい、というときがあります。紙の本だと、大きな本屋にいくか、図書館に行くか。でも、電子書籍なら、読みたいときすぐに手元にダウンロードして読める。これが電子書籍に一番の利便性ですね。
パソコンで読んでください
そして、仕事関係の電子書籍は、パソコン上の Kindle for PC で読んでいます。電子書籍は、コピーアンドペーストできないのですが、画面OCRソフトを使えば、画面表示を文字認識できるので、電子書籍からの引用にも困りません。また、電子書籍内のリンクも、パソコン上のブラウザで快適に見ることができます。電子書籍の記事を起点に、どんどん調べ物が進みます。
『自分で書ける「小規模事業者持続化補助金」の「経営計画」(強み経営シリーズ2): 小さな会社の経営計画』という本について、内容的に紙の本の方が向いているのではないか、とある方がアドバイスしてくださいました。確かに、そのような面もあります。しかし、Kindle for PC なら、モニターサイズにもよりますが、電子書籍を見ながら、ワープロで経営計画を書くことができます。スマートフォンではちょっと不便かも知れませんが、経営計画はスマートフォンではつくらないでしょうから、パソコンで読んでいただければと思います。ビジネス電子書籍はパソコンで読むのが一番です。