電子書籍は現代のクリックアンドモルタル

ビジネス電子出版は、経営者・起業家・個人事業主や専門家そして企業が、ブランディングによる信頼獲得や本業への集客などの目的で電子書籍を出版することをいいます。これらの方に共通するのはビジネス基盤がリアルな世界だということです。今世紀の初め頃(つまり2001年以降)よく使われていた言葉に「クリック・アンド・モルタル(Click and mortar)」があります。

ネットショップが本格的に立ち上がり始めた頃、当時はeコマースとか電子商取引とか言っていましたが、「クリック・アンド・モルタル」は、ネットショップが実店舗も運営することで、相乗効果を狙うというような意味で使われていたように思います。

「クリック」とは「マウスをクリックする」ことを意味し、バーチャルな世界を象徴しています。一方、「モルタル」は「しっくい」という意味で、リアルな世界を表します。つまり、バーチャルな世界でのビジネスだけでなく、リアルな世界でもビジネスを行うというビジネモデルのことです。

インターネット上のバーチャルな世界は、その実態や全体像が把握できず、常にリスクがあります。また、デジタルデータで構築されている世界ですから、データのコピーが容易です。このため、あるブランドが運営するネットショップのデータをコピーすることで、そっくりなお店をネット上につくることができます。欺しやすいし、欺されやすい。

一方、リアルな世界でお店を構えようとすると、なかなか大変です。お店を借りることを考えると、保証金や店舗の改装費がまず必要です。また月々の地代・家賃も立地によっては驚くほど高額ですから、だれでもがリアルなお店を構えることはできません。このため実店舗でも営業していることが信用につながり、ネットショップでの売上にプラスの効果を与えると言われました。

あなたも会社のホームページをお持ちだと思います。しかし、ビジネスは、ネット上だけで完結していないのではないでしょうか。必ずリアルな人との交流があるはずです。これを実業ビジネスと呼ぶことにします。

少し古い話になりますが、2012年、スマートフォンなどでプレイする『パズル&ドラゴンズ』というゲームアプリが大ヒットしました。このアプリを運営するガンホー・オンライン・エンターテイメント社は、売上高が前年比約3倍、利益は約6倍となり一躍有名企業になりました。このゲームアプリは、プレーヤーがゲーム製作者と会話をすることは、普通はありません。その意味で、実業ビジネスではありません。

あなたのビジネスがインターネット上で完結しない実業ビジネスであれば、あなたが電子書籍を出すことで、かつての「クリック・アンド・モルタル」タイプのビジネスを展開することができます。しかし、大きな違いがひとつあります。それは、信用のあり方です。

以前はネット上の信頼が低く、リアルの信頼が高い。実際そうでした。しかし、今日、ネットの世界は十分成熟しました。もちろん、相変わらずセキュリティへの配慮を怠るわけにはいきません。しかし、リアルな世界でも「戸締まりや火の元の確認」に十分注意しないといけません。ネットの世界だけが危険だというわけではありません。ユーザーのネット体験が積み重なり、情報リテラシーが向上した結果でしょう。

人々の購買行動は、かつてはAIDMAモデルでよく説明されました。しかし、今ではインターネット上の「Search:検索」とSNSなどを通じた「Share:共有」を重視するAISASモデルが提唱されています。このように、人々はネット上の情報に以前よりもずっと高い信頼を置くようになっています。

以前の「クリック・アンド・モルタル」では、実店舗の信用をネットショップに生かそうとしました。ビジネス電子出版では、電子書籍が「書籍」としてもっている信用を、あなたの実業ビジネスで生かすのが狙いです。これが信用のあり方の違いということです。

もちろん実業ビジネスを誠実に行っておられるあなたには、リアルな世界での信用や実績が十分おありだと思います。それならなお一層、電子書籍を出版されることで「クリック・アンド・モルタル」の相乗効果が大きくなります。

当社では、一般社団法人日本電子出版作家協会公認のエストリビューターとして、電子書籍出版サービスを提供しています。現代のクリックアンドモルタルともいえる電子書籍をあなたも活用されませんか。ビジネス電子出版にご興味・ご関心がありましたら、ぜひ「電子書籍出版個別相談会」にご参加ください。あなたのご参加をお待ちしております。

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