大量に売れる本を書く方法
たくさんの方が悩んだり困ったり心配したりしていることについて、短時間で、努力せずに、費用もかけずに解決できて、家族や同僚から賞賛され、異性にモテ、快適で安定した生活を死ぬまで保証される、今まで誰も知らなかった魔法のようなテクニックをもしあなたがお持ちであれば、それを紹介すれば、きっと、大量に売れると思います。近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)は、きっとそのような要素も満たしていたのでしょう。
しかし、そのようなノウハウやテクニックはだれでも編み出せるわけではありません。普通の著者が、普通の本を書いたとして、それをどのようにしたら、大量に売ることができるか、出版した後で著者ができる販促手法を考えてみましょう。
著者がやるべき9つの販促手法
わたしは、一般社団法人 日本電子出版作家協会(EWA)公認のエストリビューターです。このEWAが、「電子書籍出版後に著者が自ら行える9つの出版施策」をまとめていますので、紹介したいと思います。
1.ソーシャルメディア(Facebook、Twitter)で告知する
これは多くの方が指摘されていることですね。電子書籍を自分が運営するブログで100万冊売ったというきんどうさんの『Kindleのまとめサイトでどうにかこうにか1000日間生計をたてた話』という本の中でも、「電子書籍を売るためのメディアはブログとツイッターがオススメ」と書いてあります。
インディーズ作家として100万部売ったジョン ロックさんも、『電子書籍を無名でも100万部売る方法』の中で、著者が活用すべきツールとしてツイッターをあげています。
2.メルマガで告知する
あらかじめメルマガを発行し、一定の読者を確保していることが前提となります。メルマガがない場合でも、これまで名刺交換した方々のメールアドレスを整理しておけば、「出版のお知らせ」メールを出すことが可能です。できれば、出版前から「来週出版されます」「明日、出版されます」「本日出版しました」など、迷惑に思われない程度に何度もお知らせするのが有効です。メールを受け取る側でも、あなたのうれしい気持ちを察して、好意的に受け取ってくれるでしょう。
ちなみに、ソーシャルメディアが全盛ですが、それでもメールマーケティングは依然として有効だといわれています。メールアドレスは大切にしましょう。
3.友達、知人に読んでもらう
電子書籍原稿は、ふつう、ワードなどで書きます。このデータを元に電子製本して、キンドルダイレクトパブリッシングを利用して電子出版します。電子書籍は著作権管理システムで保護されているので、あなたの電子書籍を友達、知人に読んでもらうには工夫が必要です。でも、ワードからPDF形式で保存すれば、友達や知人に読んでもらえます。出版する前に友達、知人に読んでもらと、本の感想を集めたり、本の内容をブラッシュアップしたりできます。
4.プレスリリースを配信する
一般の方にとっては、敷居が高く感じるものですが、バリュープレスなどを利用するとネット経由で簡単に配信できます。プレスリリース発行については、エストリビューターとしてサポートしております。
5.ブログ、サイトに掲載する
わたしも自分の著書をこのサイトのあちらこちらで紹介しています。ブログあるいはサイトは不可欠のツールです。必要であれば、エストリビューターとしてサポートさせていただきます。
6.知人・ブロガー・メルマガ発行者に紹介を依頼する
あなたの日頃の交友ネットワークが広ければ広いほど、有効です。電子書籍に限らず「紹介」はあなたの本業でも不可欠な、とても大切なキーワードです。
7.オフラインで告知する
名刺の裏側に著書の表紙を印刷しておけば、名刺交換する際の話題にもなり、一石二鳥です。わたしは年賀状に「昨年本を出版しました」と本の表紙を印刷して出しました。年明けに販売数が伸びたのは、この効果もあったようです。
8.出版記念パーティー・講演会を開催する
『経営者必読! 事業承継の全体像を一気読み: 多様な専門家がポイントを網羅的に解説!』は、最初「小冊子」として発行しました。その際、一緒に執筆した弁護士の提案もあって、出版記念パーティを開催しました。数名の著者で分担執筆しましたから、1時間ほどパネルディスカッションをして、その後パーティを行いました。パーティーや講演会を開催する大義名分はそうそうあるものではないので、出版はよいきっかけです。あなたも、気楽にやってみましょう。
9.広告を打つ
有料広告を使うのは、効果が確実な場合だけにしておきましょう。
売れる本作りをお手伝いします
ビジネスでの電子書籍の活用を支援しております。電子書籍のビジネスでの活用をお考えなら、お気軽にご相談ください。