2010年は「日本における電子書籍元年」といわれています。この年の5月28日にApple社 が iPad を日本で発売しました。わたしもこの日、大阪心斎橋にあるApple Store に早朝から並んで、 iPad を手に入れました。 iPad には、標準でiBooks アプリが搭載されていました。ちなみにiBooksアプリは電子書籍を読むためのソフトです。サンプル書籍として「くまのプーさん」が提供されており、これがわたしの電子書籍初体験です。
この記事を書くために、しまい込んでいたiPadを探し出して来ました。電源ボタンを押しても、ウンともスンともいいません。バッテリーが完全に放電しているようです。電源ケーブルを繋いでも画面は真っ暗なまま。バッテリーがダメになったのかな、とあきらめようとしたとき、充電中のアイコンがうっすらと画面に表示されました。「あっ、生きていた」
と思ったのもつかの間、いくら待っても、充電が進みません。やっぱりバッテリーがダメみたいです。この記事を書こうとするまで、 iPad はわたしにとっては完全に過去の遺物でした。iPad が初代タブレット端末でしたが、その後 Nexus7(初代) ⇒ Yoga tablet ⇒ Nexus7(2013) と変遷しました。iPad は長らく自宅で妻が使っていましたが、バッテリーの持ちが悪くなり、使用中によく電源が落ちるなどしてため、今はYoga tablet を使っています。その頃から、やはりバッテリーがダメになっていたのですね。
iBooks アプリの「くまのプーさん」を久しぶりに見てみたくなったのですが、その夢は叶いませんでした。調べてみると、iPad の修理サービスを利用すれば、10,400円で修理できるようです。すでに我が家では役割を終えたiPadを1万円かけて修理する意味はあまりありません。しかし、「わたしの電子書籍初体験の思い出を保存する」という観点からは、十分意味があるようにも感じます。
さてさてどうしたものでしょうか。しばらく思案の日々が続きそうです。ところで、あなたの電子書籍初体験はいつですか?