製品やサービスのこだわりを書籍で広める方法

「こだわり」は「強み」です

強みを伸ばして一番になる経営を強み経営といいます。いろいろものが強みになり得ますが、あなたやあなたの会社のこだわり、製品やサービス提供におけるこだわり、こうしたものは、有力な強み候補です。あなたも、チラシやホームページなどで、そうしたこだわりについて、書いていませんか?

こだわりをお客様に伝えることで、会社のブランド力がアップしたり、製品/サービスの付加価値が高まったりします。せっかくのこだわりなのですから、効果的にお客様にお伝えしたいものです。その伝える方法として、チラシやホームページが最適なのでしょうか?

テレビ・新聞・雑誌で紹介

プロモーション手法のひとつに、「パブリシティ」があります。パブリシティとは、企業が広告料を負担せず、放送局や新聞社や出版社がその会社や会社の社長や製品やサービスなどを紹介してくれることです。会社や会社の社長や製品やサービスに何らかのニュースバリューがあるような場合に、取材申込が来て、テレビ・新聞・雑誌で紹介されることがあります。

もちろん黙っていては、マスメディアの目にはなかなかとまりませんから、プレスリリースなどを送って、取り上げてもらうような活動は必要です。その結果、テレビ・新聞・雑誌などで紹介されると、それにより一躍有名になり、大ブレイクした例は、枚挙に暇がありません。

ところで、なぜテレビ・新聞・雑誌などで紹介されると、ブレイクするのでしょうか? ひとつには、マスメディアで紹介されると多くの方の目にとまることがあげられますね。でも、それだけでしょうか? テレビ・新聞・雑誌には、善し悪しはともかくとして、「権威」があります。あなたの会社の製品やサービスが、 テレビ・新聞・雑誌で紹介されることで、紹介された製品やサービスに彼らの「権威性」が付与されるからです。「親の七光り」といいますが、これとよく似た効果です。テレビ・新聞・雑誌の権威で、あなたの製品・サービスがよりよく見えるのです。

書籍の権威を利用する方法

「パブリシティ」は、強力なプロモーション手法ですが、欠点があります。それは、紹介する・しないの決定権がテレビ・新聞・雑誌の側にあることです。このため、いくらあなたがお願いしても、必ず紹介されるとは限りません。紹介されるタイミングも選べません。紹介される番組や時期や紹介内容をあなたがコントロールすることは、ほぼ不可能です。

しかし、テレビ・新聞・雑誌などのように権威があり、しかも紹介内容をあなたがコントロールできる媒体があります。それが、書籍です。書籍には、「権威」があります。「本で紹介されています」というのは、かなり強力な宣伝文句になります。ですから、こだわりを書籍で広めるという方法は、テレビ・新聞・雑誌などで紹介されるのと同じような効果があります。

書籍出版の高いハードル

しかし、書籍を出すいうことには、なかなか高いハードルがあります。商業出版であなたやあなたの会社の製品・サービスのこだわりを書籍化してもらうのは、すでにあなたの会社が全国的に有名な場合などを除けば、実現可能性は低いです。

そこで、通常は「自費出版」という方法がとられます。出版にかかる費用をすべてあなたが負担して、印刷した本もすべてあなたが受け取って、それらをあなたが販売するなり、配付するなりするという方法です。自費出版では、ページ数や装丁により費用はかなり変わりますが、一般的には数百万円かかります。それでも、あなたやあなたの会社のこだわり、製品・サービスのこだわりをお客様にお伝えするための広告宣伝費と考えれば、負担できない額でもないでしょう。

しかし、出版後には、さらなるハードルがあります。せっかく数百万円もかけて作った本ですが、自費出版本が書店に並ぶことはまずありません。あなたやあなたの会社のこだわり、製品・サービスのこだわりを本を通じて伝えることが目的なのですから、多くの方の目に触れ、読んでもらわないと意味がないのに、そのための有効な方法がないのです。

それでも数百万円もかけて、自費出版される方が多いのは、本を出すということそのものの魅力もあってのことなのでしょう。

電子書籍ならAmazonの権威も利用できます

わたしがエストリビューターとしてお手伝いしているKindleストアでの電子書籍出版であれば、これらの問題を全て解消できます。具体的にご説明しましょう。

1. 製品やサービスのこだわりをお客様に必要なだけお伝えできます

まず電子書籍の内容は、すべてあなたが自由に決めることができます。あなたやあなたの会社のこだわり、製品やサービス提供におけるこだわりなどを、チラシのようなスペースの制約もなく、好きなだけ書くことができます。

こだわるからには、それだけの理由があると思います。それは、きっと「話せば長いこと」になるはずです。こだわりが強ければ強いほど、長いストーリーになるでしょう。でも、電子書籍なら、長さを気にする必要はありません。あなたやあなたの会社のこだわり、製品やサービス提供におけるこだわりをお客様に伝えるのに必要十分なだけ自由に書いてください。

2. 費用は自費出版の数分の一です

一般的に数百万円かかると言われる自費出版に比べて、電子書籍出版の費用は数分の一程度で、数十万円から可能です。もともと、自社の製品やサービスのこだわりをお客様にお伝えするというマーケティング的な目的があるので、広告宣伝費と考えれば、数百万円は決して高額とはいえませんが、費用は少ない方が良いですね。

3. Amazon の権威を利用できます

自費出版本は、それを流通させるのが非常に難しいです。しかし、電子出版すれば、Amazon のKindleサイトで全世界に流通させることが可能です。全世界です。もし、海外のお客様を集客し、営業したいというのであれば、それも可能です。

Amazonといえば、知らない人はまずいません。それくらいに認知されており、ブランド力もあります。テレビ・新聞・雑誌に匹敵する「権威」があります。そのAmazonで、あなたやあなたの会社のこだわり、製品やサービス提供におけるこだわりを紹介した本が販売されていることを想像してみてください。Amazonの権威を利用できる電子出版の魅力を実感いただけると思います。

4. 品切れはありません

小冊子やパンフレットなどで、あなたやあなたの会社のこだわり、製品やサービス提供におけるこだわりを紹介されている方も多いことでしょう。しかし、これらの紙媒体には大きな弱点があります。それは、印刷した分しか配付できないということです。

最初に1,000部印刷したら、1,000部配付した時点で品切れです。再度、必要な部数を印刷する必要があります。電子書籍は、印刷物ではないので、部数という概念はありません。したがって、品切れすることはありません。世界最大規模のIT企業であるAmazonが、1年365日、休みなくお客様に配付し続けてくれます。

5. 内容はいつでも何度でも修正できます

書籍を含む紙媒体には、もうひとつ大きな弱点があります。それは、一度印刷したものは、修正できないということです。チラシやパンフレットなど、相当しっかりチェックしたつもりでも、思わぬミスプリントが後から見つかったりします。致命的なミスであれば、その分を全て廃棄して、印刷し直さなければなりません。あるいは、社員総出で修正シールを貼る作業が必要です。

電子書籍は、出版後も、いつでも修正が可能です。ミスプリント以外でも、書き直したい箇所がいくつも出てくるものです。それらについて、何度でも修正が可能です。また、修正原稿をアップすれば、1日以内に、修正が反映されます。(注:ダウンロード済みの書籍には、修正は原則反映されません)

6. 電子書籍はファンづくりのツールです

こだわりがあるということは、そのこだわりを評価してくださるファンがいらっしゃる、あるいは、ファンをつくりたいということだと思います。電子書籍は、お客様が書籍代を負担して、読んでくださいます。パンフレットを送付する場合はあなたが費用を負担するのですから、これは実にすごいことです。先にお客様が費用を負担くださるのです。

しかも、書籍ですから、あなたのこだわりやこだわる訳をしっかりとお伝えできます。お客様も「書籍」としてお読みになりますから、ここには、著者と読者の関係が成立しています。こういう表現がお好きかは別として、読者に対してあなたは「先生」となるわけです。この状況は、あなたのこだわりに共感いただけるファンづくりには最適ではないでしょうか。

ここでご紹介したような、電子書籍を活用して、製品やサービスのこだわりを広め、集客や営業につなげる方法は、まだ余り知られておらず、利用されていません。もしあなたが、こだわりの製品やサービスをお持ちで、それをもっと知ってもらいたい、もっと売上を伸ばしたい、とお考えであれば、この文章をお読みになっのは、大きなチャンスです。ぜひ、このチャンスを生かしてください。

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