超低価格で紙の本を出版する方法

電子書籍より紙の本がいい。そういう方もたくさんいらっしゃいます。しかし商業出版のハードルはかなり高いですから、だれでもが本を出せるわけではありません。自費出版してくれる会社はたくさんありますが、価格もサービス内容もまちまちで、選ぶのが大変そうです。また出版した本を書店に流通されるのが難しい。

自分のサロンやお店に本を置いて興味を持った人に買ってもらうか、知人友人に自分で手配りするかしかありません。セミナー講師などをされる機会がある方であれば、セミナーの際に販売してある程度の冊数をさばくことも可能でしょうが、知人友人への配付だけでは、100冊配るのも相当大変です。

それでも低価格で自分の本を出したいという方向けのコストパフォーマンスのよいサービスを3つご紹介します。

聖地書店プロジェクト

これは、“モチコミ”というサイト上でのサービスです。出版できるのは、小説や自撮り写真などのデジタルコンテンツです。ですからビジネス出版には対応していません。どういう仕組みかというと、“モチコミ”サイトにコンテンツデータを提出して、一定の審査に合格すれば、カバー付きの文庫本や写真集に仕上げて、街の本屋さんで販売することが出来るというものです。これだけでも、なかなかのものですが、驚くべきはその価格です。

出版費用はたったの2万5千円からだそうです。最近「○○すぎる」という言葉をよく目にします。はやり言葉はあまり使いたくない。しかし、この価格は安すぎます。すでに出版されている本もたくさんあります。ご興味ある方は、モチコミサイトで詳細をご確認ください。

しまうまプリント

151120_2書籍とは違いますが、書籍風のフォトブックを超格安で1冊から作ってくれるサービスです。結婚式や記念パーティ、旅行の写真などの写真集をかなり高品質で作ることができます。わたしの趣味はクルーズ旅行です。昨年の秋には西地中海クルーズに行きました。今年の夏はアラスカクルーズを楽しみました。旅行から帰ってからの一仕事が、旅行中にたくさん撮影した写真をしまうまプリントでフォトブックにすることです。カバーもついていて書籍らしく仕上がっているので、完成した「西地中海クルーズ旅行」や「アラスカクルーズ旅行」というタイトルのフォトブックを知人に見せると、市販の本と錯覚されます。

そして、こちらも安すぎます。写真に写っている2冊はA5サイズでページ数が144ページですが、1冊いくらだと思いますか? このフォトブックを見せてこの値段をいうと、「あり得ない」とおっしゃるぐらい、安いです。なんと1冊998円です。しかも、しまうまプリントのフォトブックではこれがもっとも「高価格」です。

文庫本サイズ36ページが一番安くて、1冊198円。もちろん1冊からつくれます。他に、正方形のA5スクエアというサイズもあります。サイズ的にはスリーサイズで、各サイズ共ページ数が最小36ページから最大144ページまで選べます。子供の成長記録や家族旅行の写真などを残すのに最適だと思います。書籍風の写真集を安く作りたい方には、しまうまプリントが超おすすめです。

BookWay

兵庫県姫路市の小野高速印刷株式会社が提供している紙書籍と電子書籍の両方を格安で自費出版できるサービスです。紙書籍をAmazonで販売できます。また電子書籍は、「電子書籍取次店を通じてAmazon Kindle、楽天kobo、Apple iBookstore、honto、全国大学生協VarsityWave eBooksほか多数の電子書店へ配信(BookWayサイトより引用)」されるそうです。紙書籍と電子書籍をセットでつくりたい場合には、手軽でお得なサービスです。

費用は、文庫版100ページの本を300部印刷した場合で、223,600円。初版本300部の単価は、745円です。これが原価です。100部という少部数ですから、1冊あたりの費用は安いとはいえませんが、紙の本を20万円台から自費出版できるというのは、なかなか魅力的です。販売価格は著者が自由に決められます。印刷会社が運営しているサービスなので、収益源は印刷収入にあります。このため、著者に印税として還付される率が高いというメリットもあります。

紙書籍と電子書籍を自費出版して、Amazonで販売したい。このような方には、BookWay がおすすめです。

以上、格安で紙の書籍をつくれるサービスをご紹介しました。当社では、ビジネス電子書籍を出版したい方を対象に、最高の電子出版を実現する総合電子出版代理人サービスをご提供しております。電子書籍を出版したいという方は、お気軽にご相談ください。

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