助成金の書類作成が大変だと聞きますが?

助成金を受ける場合、申請書類の作成から始まって見積書や領収書、
報告書その他、あれやこれやの書類作成が大変で、
結局そのコストがもらう助成金ほどもかかるぞ

と先輩経営者から聞かされましたが、本当のところはどうなんですか?

助成金受取にかかる手間についてのご質問ですね。

お答えします。

まず書類作成の手間についてですが
申請から助成金受領までに作成・提出が
必要な主な書類
は次の通りです。

  1. 応募申請書等
    公募への応募に際して作成が必要。
    事業計画書
    を含む。
    4月頃作成、5月中旬提出。A4で10ページくらい
  2. 交付申請書等
    選定された場合に作成が必要。
    事業計画書
    を含む。応募申請書等を修正する程度。
    6月末頃作成・提出。A4で10ページくらい
  3. 変更申請書等
    (助成対象経費の内容を変更する場合などに作成が必要。
    変更が見込まれる場合は随時作成・提出。
    一社年1回程度。A4で2ページくらい。
    変更後の事業計画書を合わせると10ページくらい
  4. 実績見込み報告書
    2月末時点で、実績の見込みについて作成・報告。
    A4で4ページ程度
  5. 実績報告書
    3月末に作成・提出。見込み報告書の修正程度。
    A4で4ページ程度

この内、ゼロベースから作成する必要があるのは
応募申請書等と実績見込み報告書
です。

したがって、応募時点と年明けの1月末から2月末にかけて、
少し書類作成の負担がかかります。

これらにはいずれも様式があり
それにしたがっておおよそ上記くらいの分量で作成いただきます。

もっともページ数は事業者によってかなり差がありますので
あくまで何十枚も書く必要はないという目安です。

次に助成対象とする経費に関する証憑(エビデンス)関係の
書類についてですが
見積書、発注書、納品書、請求書と振り込み等を
確認できる書類が各経費に関して原則必要です。

これまでの社内経理の状況によっては
これらに少し負担感をお感じになる場合がありますが
必要な書類についてはその都度確認、お願いしていきますので
それに応じてご準備いただければOKです。

国の助成金に準じたエビデンスをお願いしますが
これにかかるコストが受ける助成金と同程度というのは
ちょっとオーバーかなと思います。

各種書類作成については、コーディネーター・事務局で
継続的にお手伝いもしておりますので、ご安心ください。