助成金って、前払いしてくれるんですか?

助成金を前払いしてくれたら
そのお金で事業を開始しようと考えています。

助成金は、いつくれるんですか?

申し訳ございません。

助成金のお支払いは、精算払い(後払い)となります。

おおさか地域創造ファンド 豊能地域支援事業では
毎年4月から5月にかけて支援対象事業を公募します。

応募頂き、選定委員会の選定にパスしますと
助成対象事業として採択され
その事業を実施するために必要な資金のうち
助成対象経費に該当する費用の原則二分の一を
助成金として交付
します。

この助成金の支払時期に関するご質問ですね。

お答えいたします。

たとえば平成21年度の助成金は
平成22年4月に助成対象経費として適切かどうかや
実際に支払われているかどうかの検査を経て
平成22年5月中旬頃にご指定の口座に振り込んでお支払いします。

経営改善を目標に新規事業で活路を見いだそうと
日々努力されている経営者の方からは
上記のようなご質問をよくお受けします。

「どうせ助成金をくれるのだったら、前払いしてよ」というものです。

お気持ちはよくわかりますが、制度上対応できません。

「利用者の立場で考えろ」という指摘もございますが
私は次のように考えております
(私の考えが違っているとかご指摘いただきましても
支払時期に関する制度変更の可能性はございません。念のため)。

既存事業者でも創業者でも
新規事業の立ち上げは大変難しいものです。

手がけた新事業のうち、成功したのは10にひとつかふたつと
(謙遜もあるのでしょうが)公言されている経営者もあるくらいですから。

つまり新規事業開発への投資は、リスクが大きい。

ここに新規事業に対する助成金支給の意義があります。

地域の活性化に将来貢献頂ける可能性のある新規事業は
税金を投じてでも応援し、少しでも経営者のリスクをカバーして
皆様のチャレンジを促したいからです。

一方、新規事業が成功するかどうかは
それに取り組む経営者の覚悟に負うところ大です。

何が何でもやり遂げる」という覚悟が不可欠です。

ファンド採択事業者のこれまでの取り組みを近くで拝見しておりますが
正にこの通りだと感じております。

ですから、この覚悟を自己資金(銀行からのお借り入れも含みます)を調達し
それによって事業に取り組むというところで示していただきたいのです。

助成対象経費につきましては、少し後にはなりますが
助成金として半分が戻ってくることになります。

「これが大変助かった」と感謝のお声も頂戴しております。