おおさか地域創造ファンド 豊能地域支援事業の
助成金に応募したいのですが、
不況の影響で、当期は赤字決算になりそうです。
会社が赤字だと応募しても採択されないように思うのですが、
実際のところどうなんでしょうか?
赤字決算が選定にどの程度影響するかというご質問ですね。
お答えします。
リーマンショックの影響で業績が急激に悪化した企業が多くあります。
そうでなくても、黒字を出すのは難しいですね。
ご質問の件ですが、結論からいうと、
その赤字が御社の経営に及ぼす影響度合いによります。
まず、赤字だからといって応募できないわけではありません。
ぜひ応募してください。
ただ、ご注意いただきたいのは
①直近3事業年度の法人税、消費税及び地方消費税を完納していること
②地方税に係る徴収金を完納していること
この二つは絶対的な応募要件になっています。
これをクリアーされていれば、赤字決算でも応募できます。
豊能地域支援事業における助成金は精算払いです。
つまり新たに取り組もうとされる事業にかかる費用を
自己資金や借入金等でお支払いいただき、
そのうちの助成対象経費(試作費用や販路開拓費用など)の
原則2分の1を後日お支払いする仕組みになっています。
赤字の額が大きいと、自己資金が少なくなったり、
新たに借り入れをおこすことが難しくなったりします。
このため、書類審査や面接審査で、選定委員さんが、
最初にお支払いいただく必要がある経費を
御社が支払えないのでは、と心配されるかもしれません。
そのような場合には選定基準の
実現可能性に影響することが考えられます。
したがって、赤字決算の会社に限りませんが、
新事業に必要な資金を確保できるメドを
応募時点でたてておいてください。
そしてその事実を応募申請書にも明記されておくと
赤字だから資金がないのでは?
という選定委員さんの心配を避けることができます。