「ブランケネーゼ」って、何?

豊能地域では、これまでに
12社の新規事業を採択し、
応援しています。

それぞれの会社名には、
その会社をおこした社長様の思いが
込められているものですが、

今回はブランケネーゼさんの社名の由来を
ご紹介しましょう。

2009年1月1日(そう元旦です!)の
分厚い毎日新聞をめくっていた手が

止まりました。

大阪版27面の上半分に
ブランケネーゼさんが大々的に
紹介されていたのです。

このページは見開き2面構成で、タイトルは

ものづくり万歳 目指せ イグノーベル賞

となっています。

イグノーベル賞というのは

「ユーモアがあり、意義深い独創的な研究をたたえる賞」

と同紙は解説しています。

そして同紙がこの賞を狙えると一押しなのが、
ブランケネーゼの東社長が発明(開発)された

踊る!たこ焼き器」です。

この商品、今、すごくヒットしています。

ブランケネーゼさんの楽天ショップ

山芋専門店:山芋本舗

でも販売されていますが、

クリスマス前の1週間を集計した

「厨房機器部門の週間売れ筋人気ランキング」では、

堂々の第6位にランクされました。

あれ?本題から外れていますね。戻しましょう。

毎日新聞の記事は、
この商品の紹介だけでなく、
これを発明した東社長についても
詳しく紹介しています。

記事によると

「岡山の高校を卒業後、日本レイヨン(現ユニチカ)に入社。
仕事をしながら名城大理工学部の夜学に通った後、
もっと勉強したいと71年、退職して、
ドイツ・ハンブルクへ留学した。」

とあります。

この記事には写真が2枚掲載されています。

1枚はご自身発明の「踊る!たこ焼き器」で
たこ焼きを楽しそうに焼いている
東社長の写真です。

そして、もう一枚が、今から34年前、
ドイツ留学中の青年、東社長の写真です。

キャプションでは

「ドイツ・ハンブルグのブランケネーゼ駅のホームで
1975年5月ごろ撮影」

と説明されています。

(※ちなみに、まあどうでもいいことですが、
Hamburgは「ハンブルク」が
正しい読みとされているようです。

また、ハンバーグはこの町由来ですね)

そうなんです。

ブランケネーゼ」という会社名は、
東社長がドイツ留学時代に下宿されていた
ハンブルク近郊の町の名前だったのです!!

ブランケネーゼさんは、
フリーズドライ製法により、
日本で初めて山芋の粉末化に
成功されていますが、

その発端もこのドイツ留学中の
体験や研究にあります。

会社の原点につながる町の名を
社名に採用されたのも、
よ~~く、納得できるお話です。