一番をめざすわけ

経営のコツ

わたしは強みを伸ばして一番をめざす経営を「強み経営」と名付け、その実践コンサルティングを行っています。どのような会社にもその会社独自の強みがあり、それをしっかりと認識して、その強みを活用してお客様に「価値」を提供し続けることが、経営のコツです。「お客様に価値を提供する」ということは、別のいい方をすれば、「お客様のお役に立つ」ということです。つまり、「強み経営」とは、お客様のお役立ち度ナンバーワンになることをめざす経営です。

一番しか覚えてもらえない

これはよくあるたとえ話です。「日本で一番高い山の名前は何ですか?」この質問には、10人が10人とも正解できると思います。でも、「日本で二番目に高い山は何ですか?」という質問に、あなたは答えられますか?もしあなたが山男だったり山ガールだったりすれば、正解できるでしょうが、多くの方はご存じないでしょう。わたしも知りません。

ちなみに、調べたところ、日本で二番目に高い山は、南アルプスの北岳でした。富士山の標高が3,776m なのに対して、北岳の標高は3,193m。三番目に高い奥穂高岳が3,190mなので、富士山はダントツの一番ですね。一番はダントツ、二番以下はドングリの背比べ状態。このような例は多いようです。

それはともかく、これは、「一番でないと覚えてもらえない」ということの例です。何かで一番じゃないと、お客様に覚えてもらえないということです。

なぜ一番が大切なのか?

すでに説明しました。「一番でないと覚えてもらえない」からです。しかし今日では、一番になることの重要性は以前とは比較になりません。それは、ソーシャルメディアの普及によるところが大きいです。ソーシャルメディアは、いわば「口コミ」のような働きをしますが、その効力は口コミの何百倍もあるでしょう。つまり、「何かで一番になる」→「覚えてもらえる」→「口コミになりやすい」→「ソーシャルメディアで拡散しやすい」という連鎖により、あなたの会社のブランドを確立できるのです。

あなたも強みを伸ばして一番をめざす強み経営を実践して、何かの分野で一番になってください。わたしが伴走して、強み経営をサポートさせていただきます。