なぜ努力が成果に結びつかないのか?

なぜ努力が成果に結びつかないのか?

何かの分野で一番にならないと、覚えてもらえず、ソーシャルメディアの影響力が高まっている今日、ブランド化がとても難しいということを別の記事で書きました。ナ ンバーワンになるということは、もちろん簡単ではありません。たいへんな努力が必要な場合が、ほとんどだと思います。しかし、あなたは、すでに十分努力さ れているのではないでしょうか。それでも、望むような成果がもし出ていないとすれば、それは、目標が間違っているからではありませんか?

目標が間違っているというのは、「お客様に価値を提供する」あるいは「お客様のお役に立つ」ということがビジネスの目標になっていないのではないですか、ということです。「何とか売上を増やしたい」「何とか赤字から脱却した」「何とか利益を出したい」もちろんこの気持ちはよく分かります。

古 くから続いている商売では、その多くでマーケットが縮小しています。これまで通りの経営を続けていては、売上は減必ず少します。何か手を打たない といけない。それは同業他社も同じです。ですから何か新しいことに取り組んでも、そこでも同業他社と競合して、なかなか成果が出にくいのです。このような 外部環境に長い間留まっていると、だんだん自信をなくし、気持ちばかりが焦って、「何とか売上を増やしたい」「何とか赤字から脱却した」「何とか利益を出 したい」という目先を追いかけがちです。

人件費の削減は危険です

そこで、最大の固定費である人件費を削るのが常道手段となります。人を減らす、給料を押さえる、 ボーナスを支給しない、残業代を支払わない、など違法なことも含めて、人件費を抑制している会社にお目にかかることがあります。このような環境で、従業員がやる 気を持って仕事に取り組めるのでしょうか。

会社の存続理由は、「お客様に価値を提供する」あるいは「お客様のお役に立つ」ということで、それは多くの場合は社員を通じて行われます。お客様接点で最も大切な社員がやる気を失っているとすれば、お客様に価値を提供するのはますます難しくなります。

正しい目標を設定しましょう

経営の目標にすべきなのは、「お客様に価値を提供する」あるいは「お客様のお役に立つ」ということです。もう少し分析的に書けば、「どのようなお客様にどのような価値をどのようにして提供するのか」ということであり、これはビジネスモデルそのものですね。

もし経営がうまくいっていないとすれば、それはビジネスモデルがぼんやりしたモノになっているからかも知れません。ぜひ当社にご相談ください。まずはあなたやあなたの会社の強みをはっきりさせ、その上でビジネスモデルを再構築し、それにより、お客様に価値を提供して、何かの分野で一番をめざす強み経営計画の策定を支援します。計画はそれに基づいて実践し、見直し、再度実践していく。マネジメントサイクルを回すツールでなければ意味がありません。計画の作成から、実践、見直しまでトータルにサポートいたします。お気軽にご相談ください。