自社の強みを正しく知るには

もしドラのドラッカーの教え

あなたやあなたの会社の製品/サービスの強みを伸ばして、何かで一番をめざす経営。これを強み経営といいます。「強みに着目する」ということは、経営のどの教科書にも書かれていることです。「コアコンピタンス」とか「競争優位性」とかも同じような概念です。「知的資産経営報告書」の「知的資産」や「知恵の経営」の「知恵」も同じようなことを表現しています。その会社や製品の独自性のことです。

ただ、実務上の課題は、自社の強みを正しく認識することが難しいということです。このことについては、最近出版した『自分で書ける「小規模事業者持続化補助金」の「経営計画」(強み経営シリーズ2): 小さな会社の経営計画』の中で、ドラッカーの言葉を引用して、わたしは次のように書いています。

数年前に『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』のヒットで「もしドラ」という言葉が流行し、ドラッカーブームが起こりました。この著名な経営学者が、強みに関して次のようなことを言っています。「誰でも、自らの強みについてはよくわかっていると思っている。だが、たいていは間違っている。わかっているのは、せいぜい弱みである。それさえ間違っていることが多い。(ドラッカー『プロフェッショナルの条件』)」

コンサルティングの現場でも、クライアントが気がついていない強みについてアドバイスすると、経営者の方が驚かれることが多いです。多くの経営者に「そういうことが自社の強みであると、指摘されるまで思ってもみなかった。しかし、そう言われると確かにその通りである。そういう観点から自社をみてみると、新たな可能性が見えてきた」と喜んでいただいています。

自分で自分の強みを考えることはもちろん大切ですし、出発点となります。しかし、独りよがりになっている可能性が高いです。これはドラッカーも指摘している通りです。そこで、自社の強みを正しく知るためには、第三者の客観的な意見を聞くことが、とても有効です。

強み経営コンサルティングサービスをご利用ください

当社の強み経営コンサルティングサービスでは、あなたの会社や製品/サービスの強み診断を行い、何で一番をめざすか、将来のビジョンを一緒に考え、そのビジョンを実現するための強み経営計画を経営者と一緒につくります。計画はつくっただけでは絵に描いた餅です。

そこで、定期的に会社を訪問して、社長と面談させていただき、強み経営計画の進捗状況をモニタリングし、必要に応じて計画の見直しなどのアドバイスを行っています。また、計画を実施する上で必要となるマーケティングや人材育成、補助金活用、ブランド化などのお手伝いをしております。

自社の強みを正しく認識して、それを伸ばす経営は、とても楽しいものです。あなたも当社の強み経営コンサルティングを利用して、強み経営に取り組みませんか。強み経営コンサルティングに関する相談は無料です。お気軽にお問い合わせください。