「強みを伸ばして一番をめざす経営」のことを「強み経営」とわたしは呼んでいます。
強み経営を提唱することになった動機については、「なぜ強み経営という当たり前のことを提唱するのか」という記事に書いています。簡単にまとめると、成功する新規事業と失敗する新規事業の違いは、「自社の強みを意識して、その強みを伸ばそうとしたかどうか」にあるということに気づいたのです。
あなたの会社の強みは何ですか? こう聞かれて、すぐ答えられる社長は少ないです。普段あまり意識することがないからでしょう。社長にとっては「当たり前のこと」だったりするからです。
経営コンサルタントという仕事柄、毎日のように社長のお話をお伺いしています。社長がお話になったことについて、「それはすごいことですね。なかなかできないことです」とコメントすると、「そういう評価は初めてです」と社長が意外な表情をされることがよくあります。
わたしはこれまでたくさんの業種の大小さまざまな企業の社長の話をお聞きし、会社の状況を拝見してきています。その経験から、ある会社では当然のことのようにされていることが、世間一般の会社では実行するのが難しい、ということによく出会います。この当然のようにされていることがその会社の強みのひとつであるのは間違いないです。でも、他社の状況をご存じなければ、それが自社の強みだとは気がつきません。
しかし大切なのは、ここからです。ある会社で当然のようにされていることがその会社の強みだというだけでは、掘り下げはまだ弱いです。そこで、「なぜそれができるのですか?」という質問を社長にします。「先代からそうやってきた」「そうしないと落ち着かない」「そうしないとお客様のニーズに応えられない」「そうすることが好きだ」・・・社長の答えはさまざまです。ここにも、強みのヒントが隠れています。
社長とのお話が終わる頃には、わたしの頭の中には、その会社の強みの候補がいくつか浮かび上がっています。ひとつしか思い浮かばない時もありますし、いくつも思い当たることもあります。しかし、ひとつもないという会社はなったのです。どの会社にも、必ず「強み」があります。この強みをどのように引き出すか、社長に意識していただくかが、強み経営コンサルティングのスタートです。
自社の強みを客観的に知りたい。もしこれをお読みになってそのようにお感じになったなら、ぜひ当社の強み経営コンサルティングをご利用ください。初回相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。