この記事は、「強み経営シリーズ」第二弾『小さな会社の経営計画』として出版することを前提に書いています。この経緯については
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⇒ 書籍を執筆する前に決めておくべきこと
をお読みください。
4P分析
3C分析における競合分析では、4Pの観点からも調べておきましょう。4つのPは、「Product(製品/サービス)」「Price(価格)」「Place(立地、流通)」「Promotion(広告宣伝)」の頭文字です。つまり、競合の製品/サービス、製品/サービスの価格、立地や販売チャネル(卸小売ルート、製造直売、併用、OEM(相手先ブランド)、ネット販売など)、広告宣伝方法を調べるということです。
また、4P分析は、3C分析における競争戦略を考える際にも使えます。顧客を獲得するために、競合と何で競争するか? このときの切り口として、4つのPが使えます。製品/サービスを変える。価格を変える。立地・流通を変える。広告宣伝を変える。実際には、製品/サービスを変えれば、価格も変わり、立地・流通も変わり、広告宣伝も変わることが多いでしょう。
4つのPがそれぞれ独立しているわけではなく、ターゲットとするお客様にとって4P全体とし最適化する必要があります。このことをマーケティングミックスといいます。マーケティングミックスは競争戦略の重要な柱です。
この記事の内容は、『自分で書ける「小規模事業者持続化補助金」の「経営計画」(強み経営シリーズ2): 小さな会社の経営計画』として、12月20日に出版しました。