5フォース分析

この記事は、「強み経営シリーズ」第二弾『小さな会社の経営計画』として出版することを前提に書いています。この経緯については

次の著作の執筆を開始します
書籍を執筆する前に決めておくべきこと

をお読みください。

5フォース分析

あなたの業界の景気はいかがですか? アベノミクスによる経済効果についてはいろいろな評価があるようですが、いつの時代においても、儲けやすい業界とそうではない業界があります。この違いは何によるのでしょうか? この疑問に答えるために考案されたのが、5フォース分析です。ですから、これはあなたの業界(市場)を分析するツールといえます。

5フォース分析

①新規参入者の数

あなたの業界(市場)に新たに参入する業者はありますか? 過去数年間で何社ありますか? 今後も参入は続きそうですか? 参入が多いとすれば、なぜたくさん参入してくるのですか? 参入が少ないとすれば、なぜ少ないのですか?

②売り手の力

部品や材料の購入先、外注先などの交渉力のことです。部品や材料が独占的なものであれば、相手の交渉力が強くなり、あなたの値引き交渉は難しいでしょう。外注先に頭を下げてお願いしていれば、あなたの交渉力は弱いですね。売り手の力とあなたの力の大小によって、相手が儲かるか、あなたが儲かるかが決まります。

③買い手の力

あなたの製品/サービスのお客様とあなたとの力関係です。買い手が一社だけであれば、あなたの会社の業績はその一社に握られていることになり、買い手の力は最大ということになります。元請け下請け関係の下請けでは、買い手(元請け)の力が強いですね。

一般消費者相手の商売の場合、以前は売り手と買い手の間に情報格差があり、売り手が有利でした。しかし、インターネットの発達により、買い手側も十分な情報を持つことができるようになっています。このため、消費者相手のビジネスでも、最近は買い手の力が高まっています。あなたの商売ではいかがですか?

④代替品の可能性

あなたが提供している製品やサービスより優れた特徴をもつ製品/サービスやより低価格の製品/サービスが市場に出ていませんか? たとえば、この本は電子書籍です。紙の本ではありません。紙の書籍がなくなることは当分ありませんが、その一部は電子書籍が代替していくと思われます。これにより書店業は、影響を受ける可能性があります。

⑤同業者間の競争

同業者間の競争は激しいですか? 縮小している市場では、売上を維持するためには他社の売上を奪わなければならず、激しい競争となり、儲けは少なくなります。高額な専用設備が必要な業界では、その設備を稼働させるために安値受注されがちです。従来の印刷業であれば、競合するのは同じ市町村エリアの同業者でしたが、ネット専業の印刷業者は、全国の印刷業者と競合します。

あなたの会社の今後の収益に影響を与えるこれら5つの要因について、あなたの業界や市場に当てはめて考えてみましょう。

この記事の内容は、『自分で書ける「小規模事業者持続化補助金」の「経営計画」(強み経営シリーズ2): 小さな会社の経営計画』として、12月20日に出版しました。

自分で書ける「小規模事業者持続化補助金」の「経営計画」(強み経営シリーズ2): 小さな会社の経営計画