小さな会社のPマーク①

小さな会社でプライバシーマーク(Pマーク)の認証を取得したい。このような状況を想定して、取得までに何をして、その際にどのような点に注意して取り組むと、スムーズな取得ができるかを説明します。なお、取得については、自社単独ではなく、プライバシーマークの認証取得支援コンサルタントを利用することを前提にしています。

良いコンサルタントの見つけ方

最初の難題が、プライバシーマークの認証取得支援コンサルタントをどのようにして見つけるかです。逆から言えば、コンサルタントであるわたしにどのような経路でコンサルティングの依頼がくるのか? ということになります。

コンサルティングの依頼は、わたしの場合は、大きくふたつです。ひとつは大手コンサルティング会社からの依頼です。この会社の営業の方が、プライバシーマークの認証を取得したいというお客様を見つけてコンサルティング契約を結び、実際のコンサルティングはわたしが行うというパターンです。

お客様の側からいうと「プライバシーマークを取りたいがよいコンサルはいないか」となじみの営業担当者に声をかける場合と、営業の方が「プライバシーマークの認証を取得したら」とお勧めする場合があるようです。

初回コンサルのときに、「なぜプライバシーマークの認証を取得されるのですか?」とお尋ねするのですが、「営業の方に進められて」という回答と、「個人情報を漏えいさせると困るから」という回答が、ほぼ半々という状況でしょうか。

もうひとつは、「紹介」です。「知り合いの会社がプライバシーマークの認証を取得したいそうなので、手伝ってもらえないか」というありがたいご依頼です。

コンサルティング会社の知り合いがいない場合は、ネットで探すことになりますね。「プライバシーマーク」で検索すると10社程度が広告を出しています。でも、どこに頼むのがベストなのかは、広告を比較しても確信が持てないのではないでしょうか。何社かに見積依頼をし、営業担当者と面談したりして、どこか1社を選ぶことになりますが、時間と手間がかかりますね。

また、小さな会社だと、コンサルタントを使うことにも慣れていなかったりする場合も多いです。どの程度の費用が妥当なのかの判断の難しいです。安ければ安いほどよい。そう割り切る社長様も多いです。一般的には、安い分会社の負担が大きくなると考えてよいと思います。でも、会社の負担を減らしたいという目的であれば、ある程度費用がかっても、面倒見のよいコンサルティング会社を探す方がよいでしょう。

良いコンサルタントの条件

1.実績が豊富なこと

当然の条件ですね。ちなみに、わたしはこれまでさまざまな業種の会社40社ほどの支援を行っています。

2.経営コンサルタントであること

新卒者程度の経験の少ない方をコンサルタントとして促成して、お客様対応させているところもあるように聞いています。これは、社長さまの無知につけ込んでいますね。プライバシーマークは、個人情報保護マネジメントシステム(PMS)の要求事項である JIS Q 15001 の要求事項を会社に取り込んで、運用する必要があります。

マネジメントシステムですから会社経営と本質的に不可分な関係です。経営について十分な知識が必要です。わたしは中小企業診断士として経営に関する支援を本業としています。せっかく時間をお金をかけてプライバシーマークの認証を取得されるのですから、それをどう経営に生かすかの観点で、コンサルティングしております。経営コンサルタントの支援を受けられることをお勧めします。

3.運営面もサポートしてくれること

プライバシーマークの認証において、社長さまを一番悩ませるのは、「個人情報保護管理者の適任者が社内にいないこと」ではないでしょうか。「個人情報保護管理者」は、PMSの中心的存在です。社長の右腕のような存在です。小さな会社ではそのような人材を見つけることが難しいのです。

PMSの運用は、決められたことを決められたとおりに律儀にやる必要がありますが、これは女性に適した方が多いように思います。認証を取得したら終わりではなく、その後の運用面もサポートしてくれるコンサルタントを選びましょう。

当社では「強みを守る」ための「プライバシーマーク認証取得支援コンサルティング」を行っています。小さな会社でも負担を少なくして短期間で取得可能です。お客様の大切な個人情報をしっかり扱っていることは、お客様を大切にすることにつながります。強みを伸ばして一番になるためにも、お客様や従業員の個人情報をしっかり守ることが不可欠ですので、ぜひあなたの会社でも、プライバシーマークの取得をご検討されてはいかがですか。

プライバシーマークの認証取得に関するご相談は、無料ですので、何なりとお気軽にお問い合わせください。