「小さな会社の利益計画」の執筆計画

わたしはこれまでに、「強み経営シリーズ」と題して、2冊の本を出版しました。シリーズ第1作は、「採択される補助金申請書の書き方: 小さな会社の補助金活用法」 、第2作が、「自分で書ける「小規模事業者持続化補助金」の「経営計画」: 小さな会社の経営計画」です。そして、この第2作で次のように書いています。

そこで、本書では売上・利益計画の作成は扱わないことにしました。「持続化補助金」の「経営計画」にも「売上・利益計画」は明示されていません。「売上・利益計画」を説明しない「経営計画のつくり方」は本書だけかも知れません。これが、ふたつ目の特徴です。なお、「売上・利益計画」のつくり方は「強み経営シリーズ」の第三作でご説明する予定です。(「自分で書ける「小規模事業者持続化補助金」の「経営計画」: 小さな会社の経営計画」)

そこで、これから第3作の原稿を書き始めようと思います。第2作同様、コンテンツをアップしながら、本の内容を固めていきたいと思います。書籍を執筆するには順序があります。執筆する前に決めておくべきことがあるのです。それが次のような項目についてです。

  1. ビジネス電子出版の目的
  2. 対象読者の明確化
  3. コンセプト
  4. タイトル・サブタイトル
  5. 目次案
  6. 執筆方法・文字数・文体・本の体裁
  7. 出版時期(原稿締め切り)

順番に確認しましょう。

1. ビジネス電子出版の目的

「強み経営シリーズ」は、中小企業診断士という立場で、わたしの会社である強み経営コンサルティングの業績アップに寄与する目的で執筆します。

2. 対象読者の明確化

シリーズ第3作目と位置づけ、第1作や第2作を読んでくださった読者に続編として提供する。また、「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」や「持続化補助金」の申請に必要な事業収支計画を作成したい方、経営革新計画の認定を受けたい方、金融機関に融資を申し込みたい方、創業計画を作成したい方などにも役立つ内容にします。

3. コンセプト

本書を読むことで、損益計算書や貸借対照表に対するアレルギーを減らし、ポイントをつかめるようになる。また、経営計画に不可欠な利益計画を経営者が自分で作れるようになる。このふたつをコンセプトとします。

4. タイトル・サブタイトル

仮タイトルは、「借入・補助金申請・経営革新・創業で役立つ利益計画の作り方」、仮サブタイトルは「小さな会社の利益計画」 ととりあえずしておきましょう。

5. 目次案

  • はじめに
  • 第1章 売上・利益計画とは
  • 売上・利益計画って、何ですか?
  • 売上・利益計画は、いつ必要ですか?
  • 売上・利益計画は誰が作ってくれますか?
  • 決算書って、何ですか?
  • 貸借対照表って、どう見るのですか?
  • 損益計算書は、どう見るのですか?
  • 「中小企業の会計に関する基本要項」って何ですか?
  • 第2章 売上・利益計画の作り方
  • 売上高(予算)は、どのように決めるのですか?
  • 費用(予算)は、どのように決めるのですか?
  • 借入では、何に注意が必要ですか?
  • 補助金申請では、何に注意が必要ですか?
  • 経営革新計画では、何に注意が必要ですか?
  • 創業計画では、何に注意が必要ですか?
  • 第3章 資金ショートを防ぐ
  • 資金繰り表って、なんですか?
  • 資金繰り表って、どうやって作るのですか?
  • あとがき

6. 執筆方法・文字数・文体・本の体裁

第2作と同様に、このホームページ上の記事として執筆を進めます。文体は、「です・ます調」にします。本の体裁は、今回は数字が多いので「横書き」で出版します。また、理解を深めるために、書籍内に動画へのリンクを貼って、動画でも学べるようにします。

7. 出版時期(原稿締め切り)

3月末までに出版します。

それでは、次回から、本文の作成に入ります。